「無線と実験」でも紹介したが、私の手許には10台近くのA-77が集まっていて、その一つひとつを時間を見付けては手を入れてきた。
スイスの名門ウイリー・スチュ−ダがプロフェッショナル機器であるC37や62をベースに一般コンシューマー向けに Revoxという商品名で造った製品だけにいじり甲斐がある。
モーターの精度にも、ネジ1本の使い方にも、独特の味があるし、その絶妙な音づくりのうまさは、ほかの製品とは比較できない。
A-77内部には、録音や再生回路などをチャンネルごとに受け持つ独立した7〜8枚のボードがあるが、その一枚一枚を点検、それからファンクション・スイッチの接触などをチェックした。メカ部分はブレーキを調整し、カウンターベルトを取り替えた。
それで、40年前のプリ・レコ−デッド・テープをかけて聴いてみる。例えば、グレン・グ−ルドとレオポルド・ストコフスキーの「皇帝協奏曲」とかマイルス・デイビスの「枯葉」とか。それが、驚くほどの新鮮さ。
これは、正に、ヴィンテージのだいご味!
そうしたことを繰り返すうちに、ますますRevoxにのめり込んでしまう。
今度は、Revox G-36やB-77もいじってみようと計画中。
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